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ホームルーターと光回線の記事で、工事ができないならホームルーターだと書きました。そこで終わると、次の壁にぶつかります。
WiMAXは窓口が5つも6つもあります。回線も端末も同じなのに、契約条件だけが違います。
- WiMAXはどこで契約しても同じ回線、同じ端末です
- 変わるのは端末の持ち方、受け取りやすさ、月額が上がる時期の3つです
- いちばん大きい分岐は端末を買うか、借りるか
- 買えば36回の分割が付きます。途中でやめれば残債が残ります
- 借りれば0円。ただし解約時に返却が要ります
- この記事では順位をつけません。条件で絞ります
回線も端末も、同じです
最初に前提を書きます。WiMAXの窓口はプロバイダで、回線を持っているわけではありません。
だから速度も、使える端末も、エリアも同じです。9本目で比べたSpeed Wi-Fi HOME 5G L13は、複数の窓口が同じものを扱っています。
同じものを買うのに、条件だけが違う。これが比較の対象です。
変わるのは3つだけです
| 変わるもの | 何が起きるか |
|---|---|
| 端末の持ち方 | 買えば分割が残り、借りれば返却が要ります |
| 受け取りやすさ | キャッシュバックの申請方法と時期が違います |
| 月額が上がる時期 | 値引き期間の切れ方が違います |
順に見ます。
① 端末を買うか、借りるか
いちばん大きい分岐です。そして最も説明されていない部分です。

買う場合|「実質無料」は、分割と同額の割引です
GMOとくとくBBの説明がいちばん分かりやすいので引用します。
端末代は36ヶ月のご利用で実質無料となります
その下に、こう書かれています。
端末代金33,264円(税込)は36回分割(支払期間:端末発送月(0ヶ月)~35ヶ月目まで)でのお支払いとなりますが、分割払い相当分(月額924円税込)を割引した月額料金となります
無料ではありません。33,264円の36回分割があり、同額の割引が毎月付いているだけです。
つまり36か月使い切って、はじめて実質無料になります。途中でやめれば割引が止まり、分割だけが残ります。やめたとき何が残るかの記事で書いた構造とまったく同じです。
BIGLOBEも同じ形です。
36回払い分割払い:924円×36回支払期間:37カ月実質年率:0%
こちらは支払期間が37か月と明記されています。
スマホの残価プログラムを思い出してください。毎月1円でも、裏に残価が控えています。WiMAXの端末代も同じ構造です。自分の分割がいくら残っているかは、[明細で確認できます](/meisai-zanka-kigen/)。
借りる場合|0円。ただし返します
レンタルの窓口は端末代がかかりません。おきらくホームWi-Fiは「レンタルだから端末代無料」「機器代金0円」と書いています。FreeMax+5Gも「端末代金 0円」です。
代わりに、やめるときに返します。
おきらくホームWi-Fiには、こう書かれています。
返却の有無または返却された機器の状態により損害金が発生する場合
状態によって損害金という点まで、スマホの返却と同じです。査定に落ちると請求される話と構造が重なります。
FreeMax+5Gは「レンタル商品一式を追跡可能な配送方法にてご返送ください」とあり、返却費用は利用者の負担です。
どちらが向くかは、使う期間で決まります
- 3年以上使うと決まっているなら、買う窓口で端末代が実質ゼロになります
- いつまで使うか分からないなら、借りるほうが途中でやめやすいです
- 引越しの予定がある、在宅勤務が続くか分からない、という状態なら借りる側です
② キャッシュバックの受け取りやすさが違います
ここは金額ではなく、受け取れるかどうかの話です。
キャッシュバックの記事で書いたとおり、受け取れなければ0円です。そして私自身、OCNとビッグローブのキャッシュバックを受け取れていません。案内がその事業者のメールアドレスに届き、解約したことで読めなくなったからです。
その目で、2つの窓口の条件を並べます。
| 窓口 | 受け取り方 | 時期 |
|---|---|---|
| GMOとくとくBB | メールで案内が届き、その後振込手続き | 端末発送月を含む11か月目 |
| Vision WiMAX | 端末に同梱された用紙を返送するだけ | 契約開始月の3か月後の末日 |
同じキャッシュバックでも、ここまで違います。
GMOとくとくBBは最大40,000円(他社からの乗り換え時)ですが、11か月待って、メールに気づいて、手続きをする必要があります。Visionは「同梱されて届く用紙を返送するだけ」で、3か月後の末日に振り込まれます。
金額だけを比べると、この差は見えません。
2026年11月5日に確かめ直したところ、Vision WiMAXの公式サイトの料金ページとキャンペーンページには、キャッシュバックの記載がありませんでした。用紙を返送する形は、運営会社の解説記事(2024年4月4日公開)の説明です。Visionで受け取りたいなら、申し込む前に実施中かを確かめてください。
11か月目にメールが届くということは、その前に解約すると受け取れないということです。メールアドレスが窓口のものであれば、解約と同時に読めなくなります。申し込むときに「案内はどのアドレスに届くか」を確認してください。それだけで防げます。
③ 月額が上がる時期と、分割が終わる時期はズレます
3つ目は月額です。多くの窓口が「◯か月間は値引き」という形を取っています。
BIGLOBEの条件を並べると、ズレが見えます。
| 項目 | 期間 |
|---|---|
| 月額料金の値引き(1,650円) | 24か月間 |
| 端末代の分割(924円×36回) | 支払期間37か月 |
25か月目から月額が上がり、そのとき端末の分割はまだ13か月残っています。値引きが切れる月と、支払いが終わる月が違います。
Visionも段階があります。ギガ放題プラスS 2年プランは、初月2,780円(税抜)、1〜24か月目4,010円(税抜)〜、25か月目以降5,190円(税抜)〜です。2年プランは、24か月以内に解約すると契約解除料4,411円(税込)がかかります。
おきらくホームWi-FiはL13の2年契約プランで税別4,000円/月ですが、7か月目以降は税別4,200円です。上がるのが7か月目と早い代わりに、上げ幅は小さくなっています。
2026年10月に、3つの窓口が月額を上げました
値引きの期間とは別に、月額そのものが上がることもあります。2026年10月ご利用分から、次の3つが月額を改定しました。
| 窓口 | 改定の内容 |
|---|---|
| BIGLOBE WiMAX +5G | 4,928円 → 5,258円 |
| GMOとくとくBB WiMAX | すべてのプランに一律605円(税込)を加算。新規は初月1,375円(日割)、1か月目以降5,566円 |
| FreeMax+5G | 4,800円 → 5,170円(税込) |
GMOとくとくBBの改定は、すでに使っている人も対象です。お知らせには「お客さまご自身によるお手続きは必要ございません」とあり、何もしなくても10月分から上がります。
「月額◯◯円」だけを見て選ぶと、2年目に驚きます。契約する前に、値引きが切れる月を確認してください。
条件で絞ると、残る窓口は限られます
ここまでの条件を、絞り込みの形にします。どれが一番お得かには答えません。答えは条件によって変わるからです。

| あなたの条件 | 残る窓口 |
|---|---|
| いつまで使うか決まっていない | 借りる窓口(縛りなしプラン) |
| まず試してから決めたい | FreeMax+5G(15日間の無料お試し) |
| 3年以上使うと決まっている | 買う窓口(36か月で端末代が実質ゼロ) |
| キャッシュバックを確実に受け取りたい | 案内の届く先と時期で選ぶ(GMOとくとくBBは11か月目に基本メールアドレス宛) |
| ソフトバンク回線がいい | おきらくホームWi-Fi(Archer MR600) |
条件が2つ以上決まれば、たいてい1つか2つに絞れます。逆に条件が決まっていないなら、借りる窓口から始めるのが安全です。やめやすいからです。
表の窓口の一覧へ(借りる・買う)記事の後半・広告
FreeMax+5Gの無料お試しには条件があります。「お届け予定日を1日目とした15日以内に」解約を申請し、「15日以内の消印」で返送する必要があります。データ通信量が15GBを超えた場合やプラスエリアモードを使った場合は返金の対象外です。試す目的なら、この2つに触れないようにしてください。
事務手数料は、どこも同じでした
細かい点ですが、確認したので書いておきます。
| 窓口 | 事務手数料 |
|---|---|
| GMOとくとくBB | 3,300円(税込) |
| BIGLOBE | 3,300円(税込・サービス開始月のみ) |
| おきらくホームWi-Fi | 3,300円(税込) |
| FreeMax+5G | 3,300円(初期費用) |
ここでは差がつきません。Vision WiMAXは公式ページに記載を確認できなかったので、申し込む前に確認してください。
窓口
条件が決まった方向けに、承認済みの窓口を並べます。五十音順です。報酬額とは関係ありません。
ここから先は広告リンクです。当サイトは窓口の順位付けをしていません。並び順は五十音・アルファベット順で、報酬額とは関係ありません。料金と条件は2026年11月5日時点で各社公式ページから確認したものです。申し込む前に最新の条件をご確認ください。
工事ができるなら、光回線のほうが上りは速いです。ホームルーターと光回線の比較に数字を並べました。建物の回線が遅いだけなら配線方式の確認が先です。管理組合の同意が要る場合は決議の条件が2026年4月に変わっています。
開通後に速度が出ないときは、有線とWi-Fiの速度差を自宅で測った結果が切り分けの参考になります。
よくある質問
どの窓口が一番安いですか?
条件によって変わるので、この記事では答えを出しません。3年以上使うなら端末代が実質ゼロになる窓口、1年で見直すなら端末代がかからない窓口が残ります。使う期間を先に決めてください。
「端末代実質無料」は本当に無料ですか?
無料ではありません。分割払いと同額の割引が毎月付く形です。GMOとくとくBBは33,264円を36回、BIGLOBEも33,264円を36回払いです。途中でやめると割引が止まり、分割が残ります。
レンタルだと何が不利ですか?
解約時に返却が必要です。おきらくホームWi-Fiには、返却の有無や機器の状態によって損害金が発生する場合があると書かれています。FreeMax+5Gは返却費用が利用者負担です。
キャッシュバックはどこも同じですか?
違います。GMOとくとくBBは端末発送月を含む11か月目に、申し込み時に作られる基本メールアドレス宛に案内が届きます。Vision WiMAXは、2026年11月5日時点で公式サイトにキャッシュバックの記載がありませんでした。金額ではなく、受け取りの手順と、実施中かどうかを先に見てください。
速度は窓口で変わりますか?
変わりません。回線も端末も同じです。上り最大286Mbpsという数字は、どの窓口で契約しても同じです。
途中で窓口を変えられますか?
契約としては可能ですが、端末の分割が残っていれば残債が残ります。レンタルなら返却が要ります。やめるときに何が残るかは13本目の記事にまとめました。
まとめ
- WiMAXはどこで契約しても同じ回線、同じ端末です
- 変わるのは端末の持ち方、受け取りやすさ、月額が上がる時期の3つ
- 「端末代実質無料」は、36回分割と同額の割引です。途中でやめれば残債が残ります
- レンタルは0円ですが、解約時に返却が要ります
- キャッシュバックは案内がいつ、どこに届くかで受け取りやすさが変わります
- 2026年10月にBIGLOBE、GMOとくとくBB、FreeMax+5Gが月額を上げました
- 値引きが切れる月と、分割が終わる月はズレます
- 使う期間を先に決めれば、残る窓口は限られます
最初に決めるのは窓口ではありません。どれくらい使うかです。それが決まっていないなら、借りる窓口から始めてください。やめやすいことが、いちばんの条件になります。
料金と条件は変わります。この記事も改定のたびに更新し、末尾に修正履歴を残します。
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修正履歴
- 2026年10月5日:BIGLOBE WiMAX +5Gの月額料金(2026年10月1日改定、4,928円→5,258円)と、ルーター代金(33,264円、924円×36回)を公式サイトの表記に合わせて更新しました
- 2026年11月5日:GMOとくとくBB(10月1日から一律605円加算)、FreeMax+5G(4,800円→5,170円)の月額改定と、Vision WiMAXの現在の料金・2年プランの契約解除料を追記しました。Vision WiMAXのキャッシュバックは公式サイトで記載を確認できなかったため、条件で絞る表と図から外しました

