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先に結論を書きます。
- 残価の金額は、毎月の利用明細に印字されています
- 私の明細には 「内、残価額は120,384円です」 と書かれています
- 明細の2つの数字から、契約の構造が計算で復元できます
- 明細に出る日付は、返却期限ではありません
- 本当の期限は2か月早く、別の画面に書かれています
残価型プログラムの記事で「私の残価は120,384円でした」と書きました。この記事では、その数字がどこに書いてあるかを見せます。
自分の残価を知らないまま2年を過ごす人は多いです。知らないのではなく、毎月届いている画面を開いていないだけです。
「端末等代金分割支払金 1円」の下を見てください
私の2026年9月分の明細です。

書かれているのはこれだけです。
| 明細の記載 | 値 |
|---|---|
| 端末等代金分割支払金 | 1円 |
| 請求回数 | 4回目のご請求です。(全24回) |
| 請求の終わり | ご請求は2028年6月請求迄 |
| 分割支払金残額 | 120,403円 |
| 内、残価額 | 120,384円 |
「実質33円」で持っている端末の、残価12万円が同じ画面に並んでいます。
毎月の請求は1円です。その1円の2行下に、120,384円と書かれている。この落差が、残価型プログラムのすべてです。
3つの数字から、契約の構造が復元できます
ここからは算数です。明細の数字だけで、契約がどう組まれているかが分かります。
分割支払金残額120,403円から、残価額120,384円を引きます。
120,403円 − 120,384円 = 19円
19円です。4回目まで請求が済んでいるので、残っているのは5回目から24回目までの20回。そのうち24回目が残価だとすると、残りは19回です。
19回 × 1円 + 120,384円 = 120,403円
明細の数字と一致します。ただし、この引き算で分かるのは5回目から先だけです。1回目から4回目の額は、この明細からは出てきません。
6月分の明細(1回目の請求)を見ると、1回目は11円でした。
そのときの分割支払金残額は120,406円で、残価を引くと22円。2回目から23回目の22回が各1円なので、こちらも一致します。
| 回 | 金額 |
|---|---|
| 1回目 | 11円 |
| 2〜23回目 | 各1円 |
| 24回目 | 120,384円(残価) |
| 総額 | 120,417円 |
1回目から23回目までの合計は33円です。これが「実質33円」の正体です。
端末の総額は120,417円ですが、支払うのは33円。差の120,384円は「24回目に払うか、端末を返すか」で処理されます。返さなければ24回目に12万円が請求されます。実質◯円という表示は、この1行を省略した言い方です。
自分の明細でも同じ引き算ができます。残額から残価を引いて、残りの回数で割り切れれば、構造は同じです。
誤解|明細の「2028年6月」は、返却期限ではありません
ここがこの記事でいちばん伝えたいところです。
明細には「ご請求は2028年6月請求迄」と書かれています。これを返却期限だと読むと、2か月遅れます。

私の契約には、日付が3つあります。そして3つとも意味が違います。
| 日付 | 意味 | どこに書いてあるか |
|---|---|---|
| 2028年4月 | 残価が全額免除される期限 | 契約内容の画面 |
| 2028年6月 | 分割24回の最終請求月 | 利用明細 |
| 2030年3月31日 | 返却そのものができる限界 | 契約内容の画面 |
カレンダーに入れるべきなのは、いちばん早い2028年4月です。明細に出るのは真ん中の日付で、返却とは関係がありません。
契約内容の画面には、こう出ます

「※23か月目は2028年4月です」と明記されています。そして同じ画面に「2030年3月31日まで適用」とあります。
加入は2026年5月なのに23か月目が2028年4月になるのは、購入月の翌月が1か月目だからです。2026年6月が1か月目で、そこから数えて23か月目が2028年4月になります。
明細と契約内容は、別の画面です。明細だけを毎月見ていても、返却期限は出てきません。期限が知りたいなら、契約内容の画面を開いてください。逆に、残価の金額は明細のほうに出ます。両方を1度ずつ開く必要があります。
期限を過ぎても、返却はできます
念のため書いておきます。2028年4月を過ぎても、端末を返せなくなるわけではありません。減るのは免除される額です。
残価は24回に分けられ、支払期間が49か月に延びます。そして46か月目までは返却できます。詳しくは返却期限は3種類あるという記事にまとめました。
つまり「期限を1日過ぎたら全損」ではありません。ただし、免除額が減るのは確実です。
「その他ご利用料金等」も開いてください
同じ明細の、別のブロックです。ここは端末とは関係ありませんが、固定費としてはこちらのほうが効きます。

私の明細に並んでいたのはこれです。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| AppleCare+(盗難紛失)利用料 | 1,219円 |
| ディズニープラス スタンダード料金/ドコモ | 1,137円 |
| ディズニープラスセット割(ドコモ) | -1,137円 |
| 電話ユニバーサルサービス料/基本 | 2円 |
| 電話リレーサービス料/基本 | 1円 |
補償に月1,219円払っていました
AppleCare+(盗難紛失)に、月1,219円払っています。24か月では29,256円です。
返却時に22,000円請求される条件の記事で、補償は「壊す確率と修理費用」で判断すべきだと書きました。返却時の減額を理由に入るものではない、という話です。
そして同じ記事で確認したとおり、ドコモが返却時の軽減対象として挙げているのは「ケータイ補償サービス」で、AppleCare+は挙げられていません。私は返却時の軽減が効かない補償に、2年で約3万円払う契約になっています。
これは損だと言いたいのではありません。AppleCare+には修理と盗難紛失の備えという本来の役割があります。言いたいのは、自分が何にいくら払っているかを、明細を開くまで正確に言えなかったということです。
相殺されている行があります
ディズニープラスが1,137円かかり、同額のセット割が引かれています。明細上は0円です。
金額としては何も起きていません。ただし、契約はあります。0円の行は目に入りません。「入っていることを忘れる」のは、こういう行です。
この欄に載るAppleCare+(盗難紛失)1,219円をどう判断したかは、AppleCare+を外さない理由の記事に書きました。
私が見られるのは、ドコモの明細だけです
正直に書きます。私が持っているのはドコモ(ahamo)の回線だけで、他社の明細画面は持っていません。
だからこの記事で見せられるのはドコモの画面だけです。au・ソフトバンク・楽天モバイルの明細に同じ項目があるかどうかは、確認していないので書きません。
ただし、どの会社でも次の2つはどこかに必ずあります。分割の残りがいくらか。プログラムの期限がいつか。項目名は違っても、契約している以上、表示する義務があります。探してください。
明細を見たあと、選べるのは3つです
残価の金額と期限が分かったら、判断はここに絞られます。
- 期限までに返す — 残価が全額免除されます。私の場合は2028年4月まで
- 返さずに払う — 24回目に残価を払って、端末を手元に残します
- 返さずに売る — 中古相場が残価を上回れば、売ったほうが手元に残ります
3つ目は計算が要ります。残価120,384円より高く売れるかどうかが分岐点です。残価シミュレーターに自分の数字を入れれば、その場で出ます。
相場を調べるとき
査定額は業者で違います。1社だけ見て決めると、判断を間違えます。
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よくある質問
明細のどこを見れば残価が分かりますか?
「端末等代金分割支払金」のブロックです。分割支払金残額の下に、「内、残価額は◯◯円です」と書かれています。項目名は会社によって違う可能性があります。
明細に書いてある月までに返せばいいのですか?
いいえ。明細に出るのは分割の最終請求月で、返却期限ではありません。私の場合、明細は2028年6月ですが、全額免除の期限は2028年4月です。期限は契約内容の画面で確認してください。
残価は途中で変わりますか?
私の明細では、残価額は契約時に決まった金額のまま表示されています。変動する仕組みだという記載は、私の契約内容の画面にはありません。
実質33円なのに、なぜ12万円と書いてあるのですか?
総額120,417円のうち、支払うのが33円だからです。残りの120,384円は24回目に請求されるか、端末を返すことで免除されます。実質◯円という表示は、返却を前提にした言い方です。
分割が1円なのは普通ですか?
乗り換えの割引が機種代金に入ると、こうなることがあります。私の場合は2026年5月のMNPでこの形になりました。経緯は残価型プログラムの記事に書いています。
補償は解約したほうがいいですか?
判断材料は「壊す確率」と「修理費用」です。返却時の軽減だけを理由に入っているなら、対象の補償かどうかを確認してください。AppleCare+は、ドコモが挙げる軽減対象に入っていません。
まとめ
- 残価の金額は毎月の利用明細に印字されています。私の場合は120,384円
- 分割支払金残額から残価を引くと、契約の構造が計算で出ます
- 私の契約は1回目が11円、2〜23回目が各1円、24回目が120,384円でした
- 明細に出る日付は返却期限ではありません。分割の最終請求月です
- 全額免除の期限は2か月早く、契約内容の画面に書かれています
- 明細の「その他ご利用料金等」には、忘れている契約が並んでいます
- 私は軽減対象外の補償に、2年で約3万円払う契約になっていました
いま明細を開いてください。2か所だけ見れば終わります。端末等代金分割支払金のブロックと、その他ご利用料金等のブロックです。
そのあと契約内容の画面を開いて、期限の年月をカレンダーに入れてください。やることはそれだけです。私はこれを書くまで、自分の残価を正確に言えませんでした。
制度は変わります。この記事も改定のたびに更新し、末尾に修正履歴を残します。
期限の種類は返却期限は3種類あるという記事に、査定と補償は22,000円請求される条件の記事に、これから買う機種の負担はiPhone 18 Proを4社で比較した記事にまとめています。
明細で見つけた残価が、解約や乗り換えのときにどう扱われるのかは、携帯の解約金は1,000円でも残価は120,384円という内訳にまとめました。
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修正履歴
- 2026年9月28日:端末の実質負担を「23円」から「33円」に訂正しました。1回目の端末等代金分割支払金が11円だったことを、6月分の利用明細で確認したためです。2回目から23回目は各1円で、24回目の残価120,384円は変わりません。

