結論|冬の支援は、1月分の明細から単価で確かめます
国の電気・ガス料金支援が、2026年12月使用分から2027年2月使用分まで行われます。申請は要りません。
冬の支援で確かめる3つ
- 電気の値引き単価は、低圧が12月1.0円、1月と2月4.5円。高圧は0.5円と2.3円
- 12月使用分は、原則12月の検針日から1月の検針日までの分。私の明細では1月分にあたります
- 高圧一括受電の私の家では、8月分の明細に低圧と同じ3.5円/kWhの行が載っていました

早見表|どの明細で、いくらを見るか
| 使用分 | 私の明細の月 | 低圧の単価 | 高圧の単価 |
|---|---|---|---|
| 2026年12月使用分 | 1月分 | 1.0円/kWh | 0.5円/kWh |
| 2027年1月使用分 | 2月分 | 4.5円/kWh | 2.3円/kWh |
| 2027年2月使用分 | 3月分 | 4.5円/kWh | 2.3円/kWh |
「私の明細の月」は、8月分の明細(7月10日〜8月9日)が7月使用分にあたったことからの数え方です。自分の検針日は、明細の使用期間で確かめてください。
冬の電気・ガス料金支援の決まり
いつからいつまでか
支援の公式サイトは、値引きの期間を「2026年12月使用分※ ~2027年2月使用分」としています。※の注記はこうです。
「※12月使用分とは、原則としては、12月中の検針日から1月中の検針日までの使用に係る分を指します。」
12月使用分の値引きは、原則として1月の検針のあとの明細に載ります。12月の明細を見ても、冬の支援はまだ載っていません。
値引き単価はいくらか
| 区分 | 12月使用分 | 1・2月使用分 |
|---|---|---|
| 電気 低圧 | 1.0円/kWh | 4.5円/kWh |
| 電気 高圧 | 0.5円/kWh | 2.3円/kWh |
| 都市ガス | 4.0円/㎥ | 18.0円/㎥ |
経済産業大臣の10月30日の会見では、低圧は「主に家庭向け」、高圧は「主に中小企業の方々が利用する」と説明されています。公式サイトの計算ページも「電気低圧(一般家庭)」「電気高圧(企業)」と分けています。プロパンガスは「今回の対象となりません。」です。
申請は要るか
要りません。公式サイトは、詐欺への注意と一緒にこう書いています。
「値引きを受けるために申請などの手続きは不要であり、個人情報や手数料を求めることはありませんのでご注意ください。」
支援を理由に個人情報や手数料を求める電話やメールは、支援の手続きではありません。
誤解|「マンションは高圧で受けているから、高圧の単価」とは限りません
高圧一括受電のマンションは、建物全体で高圧の電気を受けて、各戸に配っています。そのため「うちは高圧の単価になる」と考えがちです。
私の8月分の明細に載ったのは、高圧の1.8円ではなく、低圧と同じ3.5円でした。経済産業省の6月の発表では、7月使用分の値引き単価は低圧3.5円、高圧1.8円です。
ただし、支援の公式サイトの利用者向けと事業者向けのページに「一括受電」の扱いは書かれていません(11月4日に確認)。冬も同じになるかは、1月分の明細の単価で確かめるしかありません。
単価の差は、使う量が多い月ほど開きます
1・2月使用分は、低圧4.5円と高圧2.3円で、1kWhあたり2.2円の差です。毎月300kWh使う家で12月から2月までを計算します。
| 単価 | 12月使用分 | 1月使用分 | 2月使用分 | 3か月の合計 |
|---|---|---|---|---|
| 低圧 | 300円 | 1,350円 | 1,350円 | 3,000円 |
| 高圧 | 150円 | 690円 | 690円 | 1,530円 |
3か月で1,470円の差です。会見では、標準的な家庭で電気・ガス合わせて「7,000円程度の負担引下げ効果」とされています。
私の明細|高圧一括受電で、3.5円/kWhの行がありました
8月分(7月10日〜8月9日、377kWh)の明細です。契約は「NP従量電灯B」、40Aです。

最後の行が「電気料金負担軽減支援額(3.5円/kWh)」で、−1,320円です。377kWh×3.5円=1,319.5円なので、低圧の単価で計算されています。
もし高圧の1.8円だったら、377kWh×1.8円=678.6円です。同じ使用量でも、単価の違いで約641円変わります。

支援の行は、燃料費調整額とは別でした
東京電力の燃料費調整単価の一覧では、8月分の低圧が▲10.27円で、国の支援の値引き単価3.50円を「含みます」と注記されています。
私の明細では、燃料費調整単価は−6.77円で、支援は別の行でした。同じ支援でも、明細の書き方は会社によって違います。支援の行が見当たらないときは、燃料費調整単価の注記も見てください。
8月分の明細は、東京電力の単価と1行ずつ並べて読みました。支援の行は、支援額を使用量で割れば、どちらの単価かがすぐ分かります。
あなたが一括受電のマンションに住んでいるなら、1月分の明細で「支援額÷使用量」を1回計算してください。1.0円なら低圧、0.5円なら高圧です。
店頭にいた側から|「いつの明細に載るか」まで伝えていました
キャリアショップにいたころ、返却プログラムを案内するときは、シミュレーションと返却期限に加えて、返却できるようになる月まで伝えていました。
電気の支援も同じです。「12月から支援」と聞いて12月の明細を見ると、まだ載っていません。使用分と明細の月は、1か月ずれます。
明細の読み方は明細で残価と期限を確かめる記事に、電話の明細に載る小さな料金の話はユニバーサルサービス料の記事に書いています。
判断基準|自分の明細はどうなるか
| あなたの状況 | 見るところ |
|---|---|
| 地域の電力会社や、自分で申し込んだ会社と契約している | 1月分の明細の支援の行か、燃料費調整単価の注記 |
| 高圧一括受電のマンションに住んでいる | 1月分の明細の支援額÷使用量。1.0円か0.5円か |
| 明細に支援の行も注記もない | 公式サイトの「支援を行っている事業者一覧」に、明細の会社が載っているか |
| プロパンガスを使っている | ガスは対象外。電気だけ確かめる |
| 支援を理由に電話やメールが来た | 申請は不要。個人情報や手数料は求められない |
一括受電のマンションで電力会社を変えられるかは、契約や規約しだいです。仕組みはマンションの電気が選べない高圧一括受電の記事にまとめました。
選択肢
- 1月分の明細で単価を割り出す — 支援額を使用量で割れば、低圧か高圧かが分かります
- 行がなければ、事業者一覧と請求元を確かめる — 公式サイトの一覧は事業者名で検索できます
- 高圧の単価だったら、建物の契約先に聞く — 一括受電の契約は建物単位です。話す相手は管理組合などです
建物の設備や契約を変えたいときの進め方はマンションに光回線を引きたいとき、決めるのは管理組合ですに、ネットも建物で決まっている話はマンションのネットが遅いときの記事に書いています。
よくある質問
冬の電気代の支援に、申請は要りますか?
要りません。公式サイトは「電気・ガスを利用する立場の方の申請は不要です。」としています。事業者が毎月の料金から使用量に応じて値引きします。
12月の電気代から安くなりますか?
12月使用分は、原則として12月の検針日から1月の検針日までの分です。値引きは、1月の検針のあとの明細に載ります。
高圧一括受電のマンションは、低圧と高圧のどちらの単価になりますか?
公式サイトに一括受電の扱いは書かれていません。私の家では、2026年8月分の明細に低圧と同じ3.5円/kWhの行が載っていました。冬は、1月分の明細の支援額を使用量で割って確かめてください。
支援はいくらになりますか?
使用量に値引き単価を掛けた額です。低圧で毎月300kWh使う家なら、12月使用分が300円、1月と2月が1,350円ずつで、3か月で3,000円です。
まとめ
- 冬の支援は2026年12月使用分から2027年2月使用分まで。申請は要りません
- 電気の単価は低圧1.0円・4.5円・4.5円、高圧0.5円・2.3円・2.3円です
- 12月使用分は、1月の検針のあとの明細に載ります
- 高圧一括受電の私の家は、8月分に低圧と同じ3.5円/kWhが載りました
- 冬も、支援額÷使用量で単価を確かめます
1月分の明細が届いたら、支援の行の金額を使用量で割ってください。それで、自分の家がどちらの単価で値引きされているかが分かります。
制度は変わります。この記事も改定のたびに更新し、末尾に修正履歴を残します。

