eSIMなら機種変更の事務手数料は0円です|自分で転送する場合の条件をまとめました

eSIMなら機種変更の事務手数料は0円です|自分で転送する場合の条件をまとめました 通信
スギシー

スギシー通信業界10年/元キャリアショップSV

キャリアショップにSVとして入店し、店頭で手数料の説明を担当していました。いまは建物管理会社の取締役です。2026年5月に自分の2回線をMNPし、事務手数料を9,900円払っています。

結論|自分でeSIMを移すなら0円です

新しい端末を自分で用意して、自分でeSIMを移す機種変更は、事務手数料がかかりません。

ソフトバンクの手数料改定の注記に、そのまま書かれています。

「お客さまご自身で、eSIMクイック転送(iOS端末間)や、Android eSIM転送(対応するAndroid 端末間)を利用して機種変更をされる場合、事務手数料はかかりません。」

同じ手続きを店頭でやると4,950円です。差は4,950円あります。

0円になる条件

  • 端末を自分で用意する(キャリアで買う機種変更は対象外)
  • 新旧どちらもeSIMで、自分で転送する
  • iPhoneならiOS 16.4以上
  • SIMロックが解除されている

SIMの種類で、額がこれだけ変わります

同じ「SIMを入れ替える」手続きでも、物理SIMかeSIMかで額が違います。

物理SIMとeSIMの事務手数料の比較
事業者物理SIM(ウェブ)eSIM(ウェブ)店頭
ドコモ1,100円無料4,950円
au3,850円無料4,950円
ソフトバンク1,100円無料4,950円
楽天モバイル3,300円0円0円
povo2.03,850円当面無料店頭の扱いなし
カードを発行して郵送する手続きにはお金がかかり、データで完結する手続きは無料に寄っています。

auは2026年8月1日の改定で、WebでのeSIM発行を無料にしました。回線種別を変更する場合も、変更しない場合も無料です。

ドコモは報道発表資料のWEBの表で、新規契約・契約変更・機種変更・eSIM再発行を「無料(変更なし)」としています。ただし同じ資料の注記に「SIM再発行および電話番号保管は、有料(税込み1,100円)です。」とあり、物理SIMの再発行は無料の対象外です。

手順の前に、確認するものが2つあります

ドコモの案内ページに書かれている条件です。

  1. iOSのバージョン。「iOS 16.4以上にアップデートする必要があります」
  2. SIMロックの解除。「事前にデバイスのSIMロック解除が完了しているかご確認ください」

転送の方法は2つあり、必要な環境が違います。

方法必要なもの
Bluetooth方式「Bluetooth®の設定がONになっていることを確認」
iCloud方式「Wi-Fiまたはモバイルネットワークへ接続されていることを確認」

物理SIMからeSIMへ変更する場合は「Wi-Fiに接続されていることを確認」とされています。

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店頭にいたころ、この2つの確認をしないまま来店されて、その場で手続きが止まることがよくありました。先に見ておいてください。

あなたも、手続きの前にこの2つを確かめてください。

使えない場合もあります

全部のケースで0円になるわけではありません。

  • 端末をキャリアで買う機種変更は対象外です。ソフトバンクの注記は「端末の購入と同時の機種変更の事務手数料に変更はありません。」としています
  • iPhoneとiPadの間は転送できません。ドコモの案内は「iPhone-iPad間での転送は非対応」としています
  • 副回線サービスの副回線は転送できません
  • ワイモバイルは、新旧どちらもeSIMの場合「店頭での受け付けとなります」
  • LINEMOは端末を販売していないため機種変更の受け付けがなく、SIM再発行での扱いになります
  • 「日本国内で発売されたiPhone/iPad以外は動作保証しておりません」

転送が終わると、元の端末のSIMは無効になります。ドコモの案内に「eSIMクイック転送後に元々ご利用されていた端末のSIMは無効となります」と書かれています。古い端末を回線付きで残すことはできません。

いくら浮くのか

私は2026年5月に、量販店でahamoを2回線契約しました。事務手数料は1回線4,950円、2回線で9,900円です。明細に印字されています。

ahamoの初期費用の請求明細。契約事務手数料(ahamo)4,500円が印字されている。税込では4,950円

これは新規契約なので、eSIM転送では避けられない費用でした。ただし機種変更なら話が別です。

やり方手数料
店頭で機種変更4,950円
ウェブで機種変更(物理SIM)1,100〜3,850円
端末を自分で用意してeSIMを転送0円

年に1度端末を替える人なら、これだけで4,950円が残ります。手数料の全体像は事務手数料は窓口で決まりますにまとめました。

よくある質問

新規契約や乗り換えでも0円になりますか?

なりません。無料になるのは機種変更にあたる手続きです。新規契約と乗り換えの事務手数料は別にかかります。額は事務手数料は窓口で決まりますで比べています。

物理SIMを使っていますが、eSIMに変えられますか?

変えられます。ドコモの案内には物理SIMからeSIMへの変更手順があり、「Wi-Fiに接続されていることを確認」とされています。ただし手続きの名称と手数料は事業者で違うので、変更前に自分の契約先の表を見てください。

Androidでもできますか?

ソフトバンクの注記は「Android eSIM転送(対応するAndroid 端末間)」を無料の対象に含めています。対応する端末の一覧は事業者の公式ページで確認してください。

機種変更の前に、端末の残価はどうなりますか?

返却プログラムを使っている場合、機種変更のタイミングが免除の条件に関わります。期限は端末の返却期限は3種類あるという記事に、残価の確認方法は端末等代金分割支払金1円の明細から残価と期限を読む手順にまとめています。

古い端末を家族に使わせられますか?

転送すると元の端末のSIMは無効になります。回線を分けたい場合は、家族の回線として別に契約する必要があります。

まとめ

  • 端末を自分で用意して自分でeSIMを移す機種変更は、事務手数料が0円です
  • 同じ手続きを店頭でやると4,950円。差は4,950円です
  • 条件はiOS 16.4以上とSIMロック解除の2つ
  • キャリアで端末を買う機種変更は対象外です
  • 転送後、元の端末のSIMは無効になります

手続きを始める前に、iOSのバージョンとSIMロックの2つだけ見てください。それが済んでいれば、あとは無料です。

制度は変わります。この記事も改定のたびに更新し、末尾に修正履歴を残します。

この記事を書いた人
スギシー

通信業界に10年。キャリアショップのSVとして代理店の売上を担当し、うち5年半は共同創業者として経営側にいました。いまは建物管理会社の取締役で、通信の販売からは離れています。

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