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結論|窓口で決まります。ただし「オンライン=無料」はもう成り立ちません
契約事務手数料は、手続きの内容ではなくどの窓口で手続きするかで額が決まります。
ただし、よく言われる「オンラインなら無料」は、2025年に崩れました。
2026年9月時点の新規契約の事務手数料(税込)
- ドコモ:店頭 4,950円/WEB 無料
- au:店頭 4,950円/ウェブ 3,850円
- ソフトバンク:店頭 4,950円/ウェブ 3,850円
- 楽天モバイル:0円(累計5回線以上は1回線につき3,850円)
ソフトバンクは2025年8月20日にウェブ手続きを有料化しました。auはそれ以前からウェブでも有料です。大手3社でウェブの無料が残っているのはドコモだけです。
そして私は、この4,950円を2回線ぶん払っています。払うと分かったうえで払いました。その理由も後半に書きます。

1年のあいだに、3社とも改定しました
値上げは1社ではありません。時系列で並べます。
| 時期 | 事業者 | 内容 |
|---|---|---|
| 2025年8月19日 | ソフトバンク | 「事務手数料0円特典(ソフトバンク)」「事務手数料0円特典(ワイモバイル)」などを終了 |
| 2025年8月20日 | ソフトバンク | 店頭 3,850円→4,950円、ウェブ 無料→3,850円 |
| 2025年9月5日 | ドコモ | 店頭・コールセンター 3,850円→4,950円。WEBは対象外で引き続き無料 |
| 2026年8月1日 | au | 店頭 3,850円→4,950円。新規契約・機種変更・SIM/eSIM発行・電話番号の変更・一時休止・譲渡が対象 |
ドコモは改定の理由を「昨今の物価高や説明事項の増加などに伴う各種費用の増加」と説明しています。店頭が4,950円で揃ったのは、2026年8月1日のauの改定が最後です。
auの重要事項説明には「契約事務手数料として4,950円(My au/au Online Shopなど当社の運営するウェブサイト・アプリでのお手続きの場合3,850円)」と記載されています。3社の中で、ウェブを無料にしたことが一度もないのはauだけです。その代わり店頭との差がついたのは2026年8月1日で、3社の中ではいちばん遅い改定になります。
機種変更もSIM再発行も同じ構造です
新規契約だけの話ではありません。auの重要事項説明は、機種変更を「変更手数料として4,950円(…ウェブサイト・アプリでのお手続きの場合3,850円)」、au ICカード変更を「SIM発行手数料として4,950円(同3,850円)」と書いています。手続きの名前が変わるだけで、額の構造は同じです。
ドコモの改定は、店頭の対象手続きとして新規契約・契約変更・機種変更・名義変更・SIM再発行・eSIM再発行・電話番号の変更・電話番号保管を挙げています。すべて4,950円です。
窓口の定義を確認してください
ここが、この記事でいちばん伝えたい点です。
「オンライン」と「店頭」の境目は、思っているところにありません。
ドコモの報道発表資料は、注記で店頭の対象をこう書いています。
「対象は、ドコモショップ、量販店、一般代理店です。」
ドコモの定義では、家電量販店のカウンターは「店頭」に含まれます。私の明細に印字されていた4,950円
私は2026年5月に、ahamoを2回線契約しました。契約したのは量販店です。
1回線あたりの初期費用は、請求明細でこうなっていました。

| 項目 | 金額(税抜) |
|---|---|
| 基本使用料等(日割2日分) | 174円 |
| dバリューパス利用料[日割] | 32円 |
| dバリューパス初回申込割引料[日割] | −32円 |
| AppleCare+(盗難紛失)利用料 | 1,219円 |
| 契約事務手数料(ahamo) | 4,500円 |
| 消費税等相当額 | 589円 |
| 合計 | 6,482円 |
契約事務手数料は税抜4,500円、税込4,950円です。
そして6,482円のうち4,950円、つまり初期費用の76%が事務手数料でした。端末代でも通信料でもありません。手続きの対価です。
ahamo
の公式FAQには「新規契約の事務手数料はかかりません。」と書いてあります。それでも私の明細には4,950円が載りました。オンラインで完結していないからです。
あなたがahamoを0円で始めたいなら、手続きをオンラインで完結させてください。途中で店頭を挟むと、私のように手数料が載ります。
ahamoは、店頭での申し込みを「ahamo WEBお申込みサポート」として扱い、料金を3,300円(税込)と定めています。手続き後の各種変更を店頭で頼む「ahamo WEBお手続きサポート」も3,300円です。公式FAQには「複数のお手続きを実施した場合も、1回3,300円(税込)となります」「それぞれのサポート料が必要となります」と書かれています。
私の明細の項目名は「契約事務手数料(ahamo)」で、額はドコモの店頭事務手数料と同じ4,950円でした。量販店でのahamo契約にどの手数料が適用されるかについて、公式の対応関係の明示は確認できていません。断定はしません。確実に言えるのは、明細に4,950円が印字されたという事実だけです。
避けられない手数料があります
「全部無料にできます」とは書きません。構造として避けられないものがあります。
① 返却時の事務手数料
端末の返却プログラムには、返すときにかかる手数料があります。
楽天モバイルの「買い替え超トクプログラム」の公式ページは、はっきり書いています。
- 「機種変更の際には、事務手数料3,300円をご請求させていただきます。」
- 「解約の際は、事務手数料3,300円をご請求させていただきます。」
契約事務手数料が0円の楽天モバイルでも、返却の場面では3,300円がかかります。入口が無料でも、出口が無料とはかぎりません。返却そのものの期限は端末の返却期限は3種類あるという記事に、返したあとの査定で請求される額は返却時に22,000円請求される条件の記事にまとめています。
同プログラムは「機種変更に際し、旧製品は新製品受領日より20日以内にご返却をお願いいたします」とし、機種変更可能期間を「25カ月目以降、47カ月目まで」としています。また回収した端末が指定の状態を満たさない場合は故障費用がかかり、「故障費用が22,000円(不課税)より高額になる製品が一部ございます」と記載されています。
② ブランド間の乗り換え
同じグループ内での移動にも手数料がかかります。
ソフトバンクの改定表では、ブランド間ののりかえが店頭4,950円・ウェブ3,850円です。LINEMOの費用一覧にも「番号移行手数料(ソフトバンク、ワイモバイルへのりかえ)3,850円」とあります。
一方で、LINEMOの「MNP転出手数料」は0円、楽天モバイルの「MNP転出手数料」も0円です。他社へ出るのは無料でも、身内へ移るのは有料という形になっています。
③ 回線数が増えたとき
楽天モバイルの契約事務手数料は0円ですが、注記に「累計5回線以上は1回線につき3,850円」とあります。povo2.0の重要事項説明にも「同一名義で5回線ご契約の場合、累計6回線目以降、3,850円/回線の契約事務手数料がかかります」と書かれています。
家族回線をまとめて持つ場合は、この注記を先に読んでください。
④ 光回線側はもっと上がっています
携帯より光回線のほうが上げ幅は大きいです。
| 事業者 | 改定前 | 改定後 | 改定日 |
|---|---|---|---|
| ドコモ光・ahamo光(新規・転用・事業者変更・光回線再利用) | 3,300円 | 4,950円 | 2025年9月5日 |
| SoftBank 光・SoftBank Air(新規・サービス変更・機種変更・プラン変更・移転) | 3,300円 | 4,950円 | 2025年8月20日 |
| auひかり(新規登録料) | 3,300円 | 4,950円 | 2026年8月1日 |
1,650円の値上げです。工事なしで済む事業者変更でも、この額がかかります。乗り換えを検討している場合は、キャッシュバックの受け取り方と合わせて総額で見てください。回線を変えずに毎月の負担だけ下げるなら、スマホと光のセット割を4社で比べた記事が先の選択肢になります。
誤解|手数料が安い窓口が、いちばん安い窓口とはかぎりません
ここが反転する節です。
私は、オンラインなら0円で済むことを知ったうえで量販店を選びました。結果は、こうです。

| 項目 | 2回線合計 |
|---|---|
| 契約事務手数料 | −9,900円 |
| 量販店のポイント | +40,000円 |
| 差引 | +30,100円 |
手数料は数千円、還元は数万円です。桁が1つ違います。
「オンラインなら無料」だけを見て判断していたら、3万円を取りこぼしていました。
これはキャッシュバックの記事で書いたことと同じ構造です。金額の大きさではなく、受け取れるかどうかと、総額でいくら残るかで判断します。
逆も成り立ちます。還元がない窓口で手数料だけを払うなら、それは単純に高い選択です。ポイントや割引がその場で提示されないなら、手数料を払う理由がありません。
還元で手数料が戻る仕組みもあります
ソフトバンクは、手数料の改定と同時に特典を始めています。PayPayカードの条件を満たすと1,100円相当のPayPayポイントが付き、実質は店頭3,850円・ウェブ2,750円になります。ブロードバンド側も、ウェブまたは電話での手続きで1,100円割引が適用され、実質3,850円です。
手数料そのものより、手数料と特典の組み合わせを見てください。
手数料が0円になる手続きもあります
全部が有料になったわけではありません。ソフトバンクの改定表には、無料のまま残った手続きがあります。
- 端末購入を伴わない機種変更(eSIM)のウェブ手続き:無料
- 注記に「お客さまご自身で、eSIMクイック転送(iOS端末間)や、Android eSIM転送(対応するAndroid 端末間)を利用して機種変更をされる場合、事務手数料はかかりません。」
自分で端末を用意して、自分でeSIMを移す場合は0円です。手数料は「手続きを代行してもらう対価」として設計されているということが、ここに表れています。
楽天モバイルも、SIM交換・再発行はSIMカードが3,300円、eSIMは0円です。povo2.0もSIMカード再発行は3,850円、eSIM再発行は「当面の間無料」としています。
物理的なカードを出す手続きにはお金がかかり、データで完結する手続きは無料に寄っています。eSIMを自分で移して0円にする手順は、eSIMなら機種変更の事務手数料が0円になる話に分けて書きました。
売っていた側から見た手数料
キャリアショップにSVとして入店していたころ、事務手数料は説明しにくい項目でした。
読者が納得しにくいのは当然です。目に見えるものが手元に残らないからです。端末は残ります。通信料は使った分です。事務手数料だけは、手続きが終わった時点で何も残りません。
ただ、店頭の側から見ると構造はこうなっています。
- 本人確認、プラン説明、重要事項説明、初期設定、データ移行を人が対面で行う
- 説明すべき事項は年々増えている(ドコモも改定理由に「説明事項の増加」を挙げています)
- その時間に対する対価が、手数料として設定されている
だから、代行してもらわない人が払う必要はありません。自分で調べて自分で設定できるなら、オンラインで済ませるのが合理的です。逆に、設定を任せたい人にとっては、4,950円は工賃として理解できる額だと思います。
どちらが正しいという話ではありません。自分がどちらを買っているのかを意識することが大事です。手数料を払うなら、その場で何をしてもらうのかを店員に確認してください。
判断基準|窓口を決めるときに見る3つ
この3つを同時に見てください
- 手数料:オンラインか店頭か。量販店は店頭に含まれます
- 還元:ポイント、キャッシュバック、値引き。手数料より桁が大きいことがあります
- 確実性:自分で設定できるか。できないなら代行の対価を払う選択になります
順番はこうです。まず還元を確認し、次に手数料を引き、最後に自分で手続きを完了できるかを考えます。手数料から見始めると、金額の小さいほうに引っ張られます。
端末の負担まで含めて全体を見るなら、残価型プログラムはMNPしても継続するに私の契約の全体像を書いています。やめるときに残る費用は携帯の解約金は1,000円でも残価は120,384円という内訳にまとめました。
光回線の窓口を選ぶとき
光回線では、手数料よりキャッシュバックのほうが桁が大きくなります。ただし受け取るには申請が要り、その条件は窓口ごとに違います。金額より先に、申請の条件を見てください。
ここから先は広告リンクです。当サイトは窓口の順位付けをしていません。並び順は五十音順で、報酬額とは関係ありません。金額ではなく、この記事の主題である申請の条件を添えています。条件は変わるため、申し込む前に必ず各窓口の公式ページでご確認ください。
よくある質問
事務手数料は解約したら返ってきますか?
返ってきません。auの重要事項説明には、契約事務手数料について「解約されてもこの費用は返還いたしません。」と書かれています。
ドコモのWEB手続きは全部無料ですか?
新規契約・契約変更・機種変更・eSIM再発行は無料です。ただし注記に「SIM再発行および電話番号保管は、有料(税込み1,100円)です。」とあります。全部ではありません。
量販店で契約すると必ず4,950円かかりますか?
ドコモの報道発表資料は店頭の対象に量販店を含めています。ただし手数料は事業者ごとに設定されているため、契約するブランドと店舗の運営形態で変わる可能性があります。申し込む前に、その場で金額を聞いてください。
電話で手続きすれば安くなりますか?
なりません。ドコモはコールセンターでの契約変更・名義変更・SIM再発行・電話番号保管も、店頭と同じ4,950円に改定しています。
機種変更をしたいのですが、手数料を0円にできますか?
端末を自分で用意してeSIMを自分で移す場合は0円になることがあります。ソフトバンクの注記は「お客さまご自身で、eSIMクイック転送(iOS端末間)や、Android eSIM転送(対応するAndroid 端末間)を利用して機種変更をされる場合、事務手数料はかかりません。」としています。新しい端末を買う機種変更には適用されません。
手数料が0円の事業者を選べばいちばん得ですか?
手数料だけで見ればそうです。ただし私の場合は、手数料を9,900円払って還元を40,000円受け取り、差引で30,100円が残りました。総額で比べてください。
光回線の事業者変更にも手数料はかかりますか?
かかります。ドコモ光・ahamo光は転用・事業者変更・光回線再利用がいずれも3,300円から4,950円に改定されました。工事の有無とは別にかかります。
まとめ
- 事務手数料は窓口で決まります。手続きの種類ではありません
- 「オンラインなら無料」はドコモと楽天モバイルだけです。auとソフトバンクはウェブでも3,850円
- 店頭は3社とも4,950円。ドコモの定義では量販店も店頭です
- 私の初期費用6,482円のうち4,950円が事務手数料でした。割合は76%です
- それでも差引は+30,100円でした。手数料ではなく総額で比べてください
- 入口が0円でも返却時の3,300円のように出口でかかるものがあります
申し込む前に見るのは、手数料の欄ではありません。還元の欄です。そのうえで手数料を引いて、残った額で決めてください。
制度は変わります。この記事も改定のたびに更新し、末尾に修正履歴を残します。

