結論|かけても受けても、1分ごとに料金がかかります
海外でいつもの電話番号を使うと、通話料は1分ごとにかかります。シンガポールから日本へかけると、ドコモ・ahamoとau・UQ mobileは1分175円です。
渡航前に知っておく3つのこと
- 受けるだけでも料金がかかる:シンガポールとインドネシアでは、着信は1分155円〜160円です
- かけ放題も5分無料も、海外では効かない:国内向けの通話オプションは対象外です
- 国によって額が倍以上違う:インドネシアから日本へは、ahamoで1分380円です
家族や友人との連絡は、データ通信で使える通話アプリに寄せるのが安く済みます。
海外の通話料の中身
シンガポールとインドネシアで、3社の通話料を並べます。単位は1分あたりです。
| シンガポール(円/分) | ドコモ・ahamo | au・UQ mobile | ソフトバンク |
|---|---|---|---|
| 滞在国内へかける | 75 | 75 | 70 |
| 日本へかける | 175 | 175 | 195 |
| その他の国へかける | 265 | 265 | 260 |
| 電話を受ける | 155 | 155 | 155 |
| インドネシア(円/分) | ドコモ・ahamo | au・UQ mobile | ソフトバンク |
|---|---|---|---|
| 滞在国内へかける | 75 | 70 | 70 |
| 日本へかける | 380 | 260 | 295 |
| その他の国へかける | 380 | 280 | 275 |
| 電話を受ける | 155 | 155 | 160 |
ahamoは、ahamoの案内からドコモの料金ページへ進む作りで、額はドコモと同じです。UQ mobileもauの料金ページで確かめる案内になっています。SMSの送信は、3社とも1通100円で、受信は無料です。

ワイモバイル、LINEMO、povo2.0も、国ごとに額が決まっています。額は各社の検索ページで、渡航先を選んで確かめてください。楽天モバイルは「「Rakuten Link」アプリご利用で日本の電話番号との国際通話が無料※」としています。
誤解|「受けるだけなら無料」「かけ放題だから大丈夫」
どちらも違います。ドコモは、着信に料金がかかる理由をこう説明しています。
「かかってくる電話を日本から渡航先まで転送するため、着信側には「着信料」がかかります。」
国内のかけ放題も、海外では使えません。ahamoの案内は「海外では「かけ放題オプション」「5分以内の国内通話無料」は適用になりません。」です。auとUQ mobile、povo2.0、ソフトバンクも、海外での発着信を国内の通話定額の対象外としています。
相手が日本の家族でも、海外にいる間は国際料金です。ドコモは、海外に滞在中の人どうしの通話でも、かけた側に「日本向け通話料」、受けた側に「着信料」がかかるとしています。
私の明細|シンガポールから日本へ18分で、計算上3,150円でした
2026年9月、シンガポールとインドネシアに行きました。通話履歴を見ると、海外からahamoの番号で発信したのは、日本の固定電話へ2回と、現地の番号へ3回です。

いちばん長かったのは、9月19日にシンガポールから日本の固定電話へかけた1本です。通話時間は18分でした。

シンガポールから日本へは1分175円なので、計算すると175円×18分=3,150円です。9月の明細には、海外での発信がまとめて1行で載っていました。

| 明細の記載 | 金額 | 税区分 |
|---|---|---|
| WORLD_WING通話料(発信分)9月ご利用分 | 4,900円 | 非対象等 |
海外での発信は、9月分で4,900円でした。日本向けの175円で割ると、28分ぶんに当たる額です。国際ローミングの通話料には消費税がかからないので、明細の税区分も「非対象等」になっています。
明細に着信分の行はありませんでした。日本の携帯からの着信は、出られずに不在着信になっていたからです。家族とのやり取りは、LINEの音声通話でした。
現地の番号への発信には、つながる前に切ったものもあります。明細は通話ごとの内訳ではないので、4,900円のうち18分の1本以外がいくらかは分かりません。
店頭にいた側から|着信料を知らない人が多い
キャリアショップにいたころ、帰国後に請求が高かったという相談を受けたことがあります。渡航前に、海外での通話について案内したこともありました。
その中で私が感じていたのは、着信にも料金がかかると知らない人が多いことです。受けた電話の分も請求に載ると知っているだけで、出る電話を選べます。私自身、今回は日本の携帯からの着信に出ておらず、着信料は払っていません。
ahamoには、海外での電話とSMSの月間利用額が5万円を超えると止まる仕組みもあります。ただし、ahamoはこう書いています。
「渡航先の通信事業者から通話料等料金データ送付に時間を要するため、利用停止目安額を超過しても利用停止できない場合があります。そのため、利用料金が利用停止目安額を大きく上回る場合があります。」
5万円で必ず止まるわけではありません。止まるのを待つのではなく、出る電話と出ない電話を先に決めておくほうが確実です。
判断基準|海外でどう電話するか
| 相手と用件 | 使い方 |
|---|---|
| 家族・友人 | LINEなど、データ通信で使える通話アプリ |
| 日本の会社・お店の固定電話 | 電話番号でかける。インドネシアなど高い国では、用件を短くまとめる |
| 現地のお店・ホテル | 電話番号でかける(滞在国内は1分70円〜75円) |
| 日本からかかってくる知らない番号 | 出ない。出ると1分155円〜160円かかる |
| 何度も日本に電話する予定がある | 楽天モバイルのRakuten Linkなど、日本の番号へ無料でかけられる手段を用意する |
海外でのデータ通信の使い方はahamoは海外でも追加料金なしで使えましたに書きました。通話アプリを使うなら、データの使い方も一緒に決めておくと安心です。
選択肢
- 出発前に、渡航先の通話料を検索ページで確かめる — 日本向けは国によって175円から380円まで違います
- 家族との連絡は、通話アプリに寄せる — データ通信の範囲で話せます
- 知らない番号からの着信には出ない — 受けるだけで1分155円以上かかります
よくある質問
海外で電話を受けるだけでも料金はかかりますか?
かかります。シンガポールとインドネシアでは、ドコモ・ahamoとau・UQ mobileで1分155円、ソフトバンクはインドネシアで1分160円です。ドコモは、かかってくる電話を日本から渡航先へ転送するためと説明しています。
ahamoの5分以内の通話無料は海外でも使えますか?
使えません。ahamoは「海外では「かけ放題オプション」「5分以内の国内通話無料」は適用になりません。」としています。
海外の通話料に消費税はかかりますか?
かかりません。ahamoは「国際サービスの通話・通信料には消費税相当額は加算されません。」としています。私の明細でも、税区分は「非対象等」でした。
SMSを送るといくらですか?
ドコモ・ahamo、au・UQ mobile、ソフトバンクは、送信が1通100円、受信は無料です。
まとめ
- 海外では、かけても受けても1分ごとに料金がかかります
- シンガポールから日本へは、ドコモ・ahamoとau・UQ mobileで1分175円です
- インドネシアから日本へは、ahamoで1分380円と高くなります
- かけ放題も5分無料も、海外では効きません
- 私はシンガポールから日本へ18分話し、9月の海外での発信は4,900円でした
出発前に、渡航先の「日本へかける」と「電話を受ける」の2つの額だけ控えてください。その2つで、どの電話に出てどの電話をアプリにするかが決まります。
明細の行の読み方は明細の「ユニバーサルサービス料2円」「電話リレーサービス料1円」は何の料金か、ahamoの12月の改定はahamoが3段階制になりますにまとめています。
料金は変わります。この記事も改定のたびに更新し、末尾に修正履歴を残します。

